ドラマ「リーガルハイ2」の名言集・名シーン・ネタバレ④

スポンサーリンク

今回の「ドラマ名言シリーズ」は、「リーガルハイ2」からの名言集・名シーン・ネタバレ④です。

4月から、脚本家吉沢良太×長澤まさみの「コンフィデンスマンJPが始まるのを記念して、吉沢良太脚本の「リーガルハイ2」からの名言をお届け!!シリーズ2は、さらに古美門がパワーアップ!破茶滅茶な弁論の後に出る名言に痺れます!!!

ということで、今回は第9話から第10話(最終回)までの名言達をどうぞご堪能あれ!!
特に第9話は、素晴らしい!!
リーガルハイで泣かされるとは思いませんでした笑

シリーズ1の名言はこちら!!

www.mrdorama.com


第9話 「ついに最高裁!例え全国民が敵でも必ず命を救う」

◎民意by.醍醐検事
「古美門先生。
あなたはこれまで、駆け引きや弁論技術、裁判に勝利する手法を取ってこられた。
だが、ここでそんなものは通用しない!
裁判は、ゲームではないのだ。
罪を犯したものは償う。
時には命をもって償わねばならない時もある。
それが、この社会で真っ当に生きる人々の民意だ。」


◎死刑制度
古美門「人は見たいように見、聞きたいように聞き、信じたいように信じるんです。
検察だってそうでしょう?」

醍醐「侮辱だな。」

古美門「ええ。侮辱したんです。
証拠によってではなく、民意に応えて起訴したんです。」

醍醐「我々は公僕だ。
国民の期待に応えるのは当然だ。」

古美門「愚かな国民の愚かな期待にも応えなければならないんですか?」

醍醐「愚かですか?」

古美門「ええ、愚かで、醜く、卑劣です。」

醍醐「傲慢極まりない。
私は素晴らしい国であり、美しく誇り高い国民だと思っている。」

古美門「美しく誇り高い国民が、証拠もあやふやな被告人に死刑を求めますか?」

醍醐「本件の場合、有罪であるならば極刑が相応しい。我が国において、それは死刑だ。」

古美門「生命は、その者に与えられた権利です。
それを奪うものは、たとえ国家であっても人殺しです。」

醍醐「あなたが、死刑廃止論者だとは意外だな。」

古美門「いや、反対じゃありませんよ?
目には目を、歯には歯を、殺人には殺人を。
立派な制度だ。
ただ、人知れずこっそり始末することが卑劣だと言っているだけです。」

醍醐「白昼堂々と殺せと言うのか?」

古美門「その通り。青空の下、市中引き回しのうえ、磔火あぶりにしたうえで、みんなで一刺しずつ刺して首を晒し、万歳三唱した方が、はるかに健全だ。
だが、我が国の愚かな国民は、自らが人殺しになる覚悟がないんです。
自分達は明るい所にいて、誰かが暗闇で社会から消し去ってくれるのを待つ。
そうすれば、それ以上、死刑について考えなくて済み、この国が健全だと思えるからだ。
違いますか?」

醍醐「仮にそうだとしても、それもまた民意だ。」

古美門「民意なら何もかも正しいんですか?」

醍醐「それが民主主義だ。」

古美門「裁判に、民主主義を持ち込んだら、司法は終わりだ!」

醍醐「果たしてそうかな?」

古美門「そうに決まってるでしょう?」

醍醐「いささか、古いな。
法は決して万能ではない。
その不完全さを補うのは、なにか?
人間の心だよ。
罪を犯すのも人間。
裁くのも人間だからだ。
多くの人々の思いに寄り添い、
法という無味乾燥なものに血を通わせることこそが、正しい道を照らす。
裁判員裁判は、まさにその結実だ。
そして本件において、人々が下した決断は、安藤貴和は死刑に処されるべきというものだった。
愛する家族と友人と子供たちの健全な未来のために!
これこそが民意だ。」


◎本当の悪魔とはby.古美門
「素晴らしい。
さすが、民意の体現者、醍醐検事。
実に素晴らしい主張です。
いいでしょう、死刑にすればいい。
確かに、安藤貴和は社会を蝕む恐るべき害虫です。駆除しなければなりません。
次に寝取られるのは、あなたのご主人かもしれませんからね。あなたの恋人かもしれないし、あなたの父親かもしれないし、あなたの息子さんかもしれない、あるいはあなた自身かもしれない。
死刑にしましょう。
現場での目撃証言はあやふやだけれど、死刑にしましょう。
被告人の部屋から押収された毒物が犯行に使われたものかどうか確たる証拠はないけれど、死刑にしましょう。
現場に別の毒物らしき瓶が落ちていたという証言があるけれど気にしないで、死刑にしましょう。
証拠も証言も関係ない。
高級外車を乗り回しブランド服に身を包みフカヒレやホアグラを食べていたのだから、死刑にしましょう。
それが民意だ。
それが民主主義だ!
なんて素晴らしい国なんだ。
民意なら正しい。
みんなが賛成していることなら、全て正しい。
ならば、みんなで暴力を振るったことだって正しいわけだ。
私のパートナー弁護士を寄ってたかって袋叩きにしたことも、民意だから正しいわけだ。
冗談じゃない。。
冗談じゃない!!!

本当の悪魔とは、
巨大に膨れあがった時の民意だよ。

自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がドブに落ちると、一斉に集まって袋叩きにしてしまう。
そんな善良な市民達だ。
だが、世の中には、ドブに落ちた野良犬を平気で助けようとするバカもいる。
己の信念だけを頼りに、危険を顧みないバカがね。
そのバカのおかげで今日、江上順子さんは民意の濁流から抜け出して、自分の意思で証言をしてくださいました。
それは江上さんたった一人かもしれませんが、確かに民意を変えたのです。
私は、そのバカを誇らしく思う。

民意などというものによって、人一人を死刑にしようと言うのなら、すればいい。
所詮、この一連の裁判の正体は、嫌われ者を吊るそうという国民的イベントに過ぎないんですから。
己のつまらない人生の憂さ晴らしのためのね。
そうでしょう?醍醐検事。
あなた方五人は、何のためにそこに居るんです?
民意が全てを決めるなら、こんなに格式張った建物も権威づいた手続きも必要ない。
偉そうに踏ん反り返っている爺さんも婆さんも必要ない。
判決を下すのは、断じて国民アンケートなんかじゃない。
我が国の碩学であられるたった五人のあなた方です!
どうか司法の頂点に立つ者の矜持を持ってご決断下さい。
お願いします。

数々の無礼、お気を悪くされたかもしれませんが、所詮は金の亡者で嫌われ者のど腐れ弁護士の戯言です。
どうかお聞き流し下さい。
以上です。」


第10話(最終回) 「二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?」

◎古美門と羽生の信念
「古美門先生。
先生はおっしゃいますよね?
真実なんかどうでもいい。
勝てばいいんだって。
僕はこう思う。
真実はどうでもいい。
みんなが幸せになるなら。
僕と先生は実は、コインの裏と表なのかもしれません。」


◎黛の信念
「私は真実が大事だと思う。
たとえ誰かが傷ついても、
みんなが不幸になっても、
それが真実なら仕方ないよ。」


◎古美門VS羽生

「先生、あなたがいつも人間の欲望に火をつけ、争いをけしかける、極端で攻撃的な言葉を多用して説き伏せて、愚かな人間ほど威勢のいい言葉になびきますからね。
人間の愚かさ、醜さを利用して勝ってきたのが、あなたの手法なんです。
でも、そこに幸せはありませんよ?
ただ一時の快感があるだけです。
幸せは、不本意でも面倒でもお互いが懸命に妥協点を見つけ出すことでしかないんです。
争いを避け、みんなが幸せになる社会とは、そういうことなんです!
相手に譲ること、与えることは、勇敢で気高い人間でないとできない。
古美門先生、あなたが勝ちにこだわるのは臆病だからだ。
違いますか?」

古美門「だとしても、君には皆を幸せする事は出来ない。
君たちが以前、ひそかに和解させた西平家と東山家がその後どうなったか知ってるか?
同じマンションに引っ越し、前より増してヒドイご近所トラブルを起こし、両家ともに崩壊したそうだよ。
君たちがひそかに再興させたアジサイ文具は程なくして倒産した。
かえって不幸になっているんだ。」

羽生「ウソだ。あなたが今作った。」

古美門「ハハハハ。その通り。
だがそうなるかもしれない。」

羽生「その時はまた救う。何度でも。
人間の純粋さを信じることです。
醜さではなく、美しさを見ることです。
誰しもそれを持っているから。」

古美門「やっぱり君には救えないな。」

羽生「僕のどこが間違っているんですか!!」

古美門「間違っていないと思っているところだよ!!!」


◎人間は醜い底辺のゴミ屑by.古美門
「君は人間は愚かだと言った。全く同感だ。
どいつもこいつも愚かで醜く卑劣だ。
自分の名誉のために誰かれ構わず攻撃する見栄っ張り、妻が美しくなければ許せない夫、お隣りへの嫉妬に狂う主婦、手柄を独り占めしたい会社員、何人もの男を同時に愛したい女、努力しない凡人を許せない天才、便利で贅沢な暮らしがしたくて昔ながらの暮らしを放棄する人々、欲望のために男を手玉にとる悪女。
わがままで勝手でズルくて汚くて醜い底辺のゴミ屑ども、それこそが我々人間だ。」

羽生「だから、だから、それを導こうと。」

古美門「それが違うんだよ、まずそこから降りろ。
自分も底辺の醜いゴミ屑の一匹であることを自覚しろ!
自分の理想の実現のために裁判を利用し、人をたらし込み騙し操り、自分の賢さに自惚れ他人のために尽くす自分が大好きで、犯す危険に酔いしれる。
皆を幸せにしたい、Win-Winにしたい。だがそれらは全て君個人の欲望だ!
皆から感謝され崇め奉られ、ファンレターをいっぱいもらい、ベストジーニスト賞まで私よりも先に獲得してさぞ満足だろう。
だが君がやってることは、Win-Winじゃない!
小さなLoserをたくさん作って、君一人がWinnerになることだ!!

いいか、君の本性を教えてやるから、よく聞け!
君は独善的で人を見下し良い男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くてスーツのセンスがおかしくて漢字もろくに書けなくて英語もサッカーもそれ程上手くないデタラメな諺を作る甘くてぬるくてちょろい裏工作をしてみたらたまたま上手くいっただけのゆとりの国のポンコツヘタレ天パー短足クソ王子だ!!バーカー!!!」

羽生「うわーー!
そんな酷いこと言わなくていいじゃないか、、
僕だって一生懸命やってるのに。。」

古美門「イイ顔になったじゃないか。
人間の世界へようこそ。
もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら、方法は一つだ。
醜さを愛せ。」



「リーガルハイSP2」の名言はこちら!!

www.mrdorama.com


「リーガルハイ2」の名言を観よう!!



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村